こんなに青い空が

買い物に向かう途中で見上げた空の色があんまりにも青くて広くて、今日というこの世界の現実がまるで嘘みたいに感じた瞬間でした。

花は、めいっぱい咲いていて、白くて、目が覚めるような色彩でした。行き交う人たちがいる中で思わず立ち止まって、ほんの少しの間見上げていました。時折、知らない人が同じように足を止めて見上げていました。お互い言葉を交わすこともありませんが、しばらく見上げていました。

自然界の存在たちはまるで悠々としているように見えます。空も風も木々も。

ハッとして、そうそう、私は食料品を買い出しに来たのだということを思い出し、店に向かいました。

元気を失ってしまいそうな時には、自然界にある色彩を食べましょう。目で見るっていうこと、さらにその色彩に囲まれていたなら全身でその色彩を浴びているっていうことです。それは食べているのと同じこと。自分の中に自然界の存在の生命力、エネルギーをいただいているということです。

ほんの短い時間に、深呼吸。解放とチャージを。